基本情報技術者試験(FE)の資格は必要か?求められるIT人材になるために【基本情報技術者編】

資格試験

こんにちは、ユキです。
新卒で大企業のSIerに入社し、現在は大手の業務システムWebアプリケーションを開発しています。

ペン子
ペン子

基本情報技術者の資格って本当に必要?

ユキ
ユキ

本当に必要か気になるよね、取っておいて損はないよ。

結論からいうと、基本情報技術者の資格は必要です。
主に就活や転職でかなりの効力を持ってくれます。
今回は、基本情報技術者の資格が必要である理由とその効果について解説していきます。
コーヒーでも飲みながらゆっくり読み進めてください。


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1: 基本情報技術者試験とは

基本情報技術者とは、日本のITエンジニアが共通して理解しておくべきIT知識を体系的に吸収できる資格となります。
IT業界では、これから業務を行なっていく上での登竜門です。これからIT業界に勤めて活躍したい人は取っておきたい資格の一つとなります。
求められる知識は、プログラミングのアルゴリズムの知識だけでなく、データベース、セキュリティ、ネットワークと多岐にわたります。もちろん基本となる知識だけなので一つ一つ深い知識は求められませんが、毎年合格率は約40%となっており、少し取得が難しい資格となっています。ですが、逆にいうとこの資格を取るとITエンジニアとして大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。

2: 基本情報技術者試験の資格が必要である理由

2.1 就活に有利

基本情報技術者は就活に有利となる資格です。

一つ下の資格でITパスポートというものがありますが、大企業を目指すなら少し物足りません。それと比べて、基本情報技術者はITパスポートよりもはるか上の存在感を放ってくれます。履歴書の資格取得欄に自身を持って書けますし、面接でのネタとして使うこともできます。
企業側もどうせ取るならIT関係の知識が最初から豊富な人を取りたいと思っているので、取っておいて損はないでしょう。

2.2 転職活動の武器

就活に有利になるのと同じように転職にも有利になります。

未経験からITエンジニアとしてネームバリューのあるIT系の企業に入るのは難しくなってきています。
それもそのはずです。年々新卒のレベルは増加しているので、知識のない人が途中から入っても必要とされないからです。
厳しいことを言いますが、これが現実です。Twitter内の売上があるかどうか怪しいベンチャー企業なら入れるかもしれませんが、私はおすすめしません。Twitterで人材を募集しているということは、広告費に資金をかけれないくらいの保有資産が少ない企業が多いと思われるので途中で会社が潰れるということもあります。仕事をたくさんしないと売上が上がっていかないので激務にもなるかと思われます。
このような事態に陥るために、基盤がしっかりしている企業に入りましょう。
基本情報技術者はそういう企業に入るための武器となる資格です。IT関係の基本知識がついているという証明になるので他の転職者との差を縮めることができるでしょう。

2.3 最低限求められるIT人材

IT系の企業に取って最低限求められるIT人材になれるというのも資格が必要である理由の一つです。

会社によってはIT系の営業の人も資格取得を進められます。これは営業をする際に最低限の知識がないと提案ができないからです。
どのようにシステムが構築されているか、このシステムを使うとお客様にとってどのようなメリットがあるのかを説明するために基本知識は抑えておきたいです。

これからの社会は単純業務の自動化が進んでくるので、IT人材は必要になっていきます。ですが20年後予想される必要となるIT人材は数十万人足りないとされています。
最低限求められるIT人材になれるように基本情報技術者は持っておきましょう。

3: 基本情報技術者試験の資格を取ることによって得られる効果

3.1 IT関係の基礎を抑えれる

基本情報技術者を取るとIT関係の基礎を網羅的に抑えることができます。

これはものすごく重要なことです。プログラミングだけ覚えても仕組みがわかっていなければ上達は見込めません。
パソコンはどうやってプログラミングによる命令を受け取っているのか、外部との通信はどのように行われているのか、セキュリティの構築はどのように行うのかなどシステムが作成される全体像を知識として抑えることで自身の技術力は急上昇します。
中には「自分のわからない分野は外注するから覚えなくてもいい」という人もいるかもしれませんが、基礎だけでも知っておくと外注する際のやり取りがスムーズになります。

基本情報技術者はその名の通り、IT関係の基本知識を取得できる資格なのです。

3.2 国家資格を1つ手に入れられる

基本情報技術者の資格は国家資格です。

国家資格は簡単にいうと国が認めている資格です。各種分野において個人の能力が証明されます。
基本情報技術者の資格取得はIT関係の基本となる知識が国に認められるということなのです。
種類にもよりますが、そこらへんの民間のベンダー資格より断然効果があります。
基本情報技術者は更新する必要がないので、当然自身の経歴に資格という一つの称号をこれから一生つけていられることになります。

3.3 自身を持てるようになる

私が一番効果があるなと思っているのが、この自身が持てるようになるということです。

先ほど国家資格を一つゲットできると述べましたが、この国家資格を持っているというだけで自分のIT知識が他の人よりも優位に立っているということで自分に自身が持てるようになります。
自身を持てるようになるということは自己肯定感が上がるということです。
自己肯定感の増加により、「自分も勉強すればどんどん知識をつけれるようになるんだ」と思うようになり勉強する意欲が格段に上がります。

正直良いことしかないです。この資格取得という一つの目標を達成することによってさらなる高みを目指していきましょう。

4: 基本情報技術者試験の勉強の仕方

基本情報技術者の勉強方法は参考書→過去問→参考書→過去問という順番が効率いいです。

まずは、参考書を一通りさらっとみてなんとなく覚えましょう。これは人間は一回読んだだけでは短期記憶としかならず覚えれないからです。最初からしっかり読み込みすぎても疲れるだけで長期記憶には結びつきません。雰囲気だけなんとなく掴みましょう。
その次は過去問勉強をしましょう。自分の今の知識がどの程度かを調べることができます。最初の結果はズタボロかもしれませんがそんなものです。私は最初2割しか取れませんでした。
4年分の過去問を勉強したら参考書を読み込みましょう。今度はしっかりめにです。不思議なことに最初のころより頭に入るはずです。それはあなたの頭が以前より進化してるからです。長期記憶に結びついていく途中なので諦めずにがんばりましょう。
最後に過去問勉強に戻りましょう。これは最低でも8年分やるといいですね。基本情報技術者は過去問から出題されることも多いのでここまでやれば合格はもうすぐそこでしょう。ちなみに私は10年分やりました。

私も使っていたおすすめの参考書を下記に置いておくのでよかったら参考にしてください。

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まとめ

今回は基本情報技術者の資格が必要である理由とその効果について解説しました。

基本情報技術者試験は最低限のIT人材になるために必要な国家資格です。資格取得するとあなたの能力を格段に上げてくれるので、資格取得に向けての勉強を進めましょう。

これからもユキのIT教室では初心者・未経験者向けのIT情報を発信していくのでよろしくお願いします。

以上、ユキでした!