データベースを参照したいんだけどどうやるの?
そんな時はSELECT文を使うといいよ!
データベースを参照するときはSELECT文を使うことになります。
今回はSELECT文の使い方の基礎を解説していきます。
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1: SELECT文とは
SELECT文とはデータベースから指定したテーブルのデータを参照するための構文です。
RDB(リレーショナルデータベース)を操作する言語であるSQLに用意されたよく使われる構文の一つです。
テーブルの中の全データを取り出すこともできますし、条件文を指定して必要なデータだけ取り出すこともできます。
また、オプションとしてデータを昇順に並べたり、逆の降順に並べたりするということもできます。
このような操作をすることでWebサイトで条件に合った商品を表示するという機能を追加することも可能です。Webアプリケーションの構築の際にはなくてはならないものとなっています。
2: SELECT文の使い方
SELECT文の基本的な使い方は以下の構文です。
SELECT 列名 FROM 表名 WHERE 条件;
このように記述することによって、指定した条件で対象の表から必要な列を取り出すことができます。
例として、以下のようなデーブルがあったとします。
ID (id) | 名前 (name) | 年齢 (age) |
---|---|---|
1001 | けんじ | 23 |
1002 | ゆうき | 19 |
1003 | れいや | 36 |
2.1 全表示
生徒テーブルの全生徒を取得したい場合は以下のように列名に「*」を使用します。
SELECT * FROM student;
この操作をした場合の結果は以下のようにテーブルのデータをそのまま取得できます。
ID (id) | 名前 (name) | 年齢 (age) |
---|---|---|
1001 | けんじ | 23 |
1002 | ゆうき | 19 |
1003 | れいや | 36 |
2.2 列を指定する
特定の列を指定したい場合は以下のように「,」で区切ることで実行できます
SELECT id, name FROM student;
この例では「ID」と「名前」のみを表示することができます。
ID (id) | 名前 (name) |
---|---|
1001 | けんじ |
1002 | ゆうき |
1003 | れいや |
2.3 条件指定で必要なデータを取得
必要なデータだけ取得したい場合は、WHERE句を使用します。
開発する時は基本的にこの条件指定をすることで開発できる機能の幅が広がります。
SELECT * FROM student WHERE age >= 20;
この条件文により「年齢」が20歳以上の人だけを抽出して表示できます。
ID (id) | 名前 (name) | 年齢 (age) |
---|---|---|
1001 | けんじ | 23 |
1003 | れいや | 36 |
2.4 ソート機能(昇順, 降順)
データを昇順や降順に並べたいときはソート機能を使用します。
ソート機能を実装する場合は「ORDER BY」を使います。
これにより乱雑に置かれているデータもユーザーに見やすくなります。
SELECT * FROM student ORDER BY age
これにより「年齢」が昇順にソートされ、年齢が低い順に並べられました。
ID (id) | 名前 (name) | 年齢 (age) |
---|---|---|
1002 | ゆうき | 19 |
1001 | けんじ | 23 |
1003 | れいや | 36 |
逆に高順に並べたい場合は、「ORDER BY ~ DESC」を使用します。
SELECT * FROM student ORDER BY age DESC;
これにより「年齢」が降順にソートされ、年齢が高い順に並べられます。
ID (id) | 名前 (name) | 年齢 (age) |
---|---|---|
1003 | れいや | 36 |
1001 | けんじ | 23 |
1002 | ゆうき | 19 |
3: SQLの勉強の仕方
SELECT文はSQLの基礎の基礎となります。これを覚えるだけで実装できる機能の幅がとても広がります。
ですが、他のSQLの構文も覚えることによってユーザーの要件をクリアできる機能も実装することができます。
そこで、おすすめするSQLの勉強方法は参考書を読むことです。
参考書を一冊買えば、わからないところをすぐに見返すことができますし、重要なところにはマーカーやタグを挟むなどしてチェックすることができます。
こうして覚えていくことによって、いずれは参考書を見なくても自分で考えて実装できるようになるでしょう。
私が勉強していた参考書で「スッキリわかるSQL入門」というものがあります。
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SQLの学習で必ず陥る「なぜ?」「どうして?」問題に対して、楽しく・深く理解することができます。
実践的な内容も掲載されているのでSQL初心者の方におすすめな一冊となっています。
まとめ
今回は、SELECT文の基本的な使い方について解説していきました。
SELECT文を使用することによって、必要なデータを抽出してユーザーが取り出したい情報を画面に表示させることができます。
SELECT文を理解してあなただけの機能を実装してみてください。
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