クラウドコンピューティングとは?わかりやすくサービスの代表例とメリットを解説

クラウドコンピューティングとは?わかりやすくサービスの代表例とメリットを解説

ペン子
ペン子

クラウドコンピューティングサービスってなんだろう。

最近よく聞くからわかりやすく教えてほしいな。

こんな悩みをもっている初心者の方が多いかと思います。
今回はそんな悩みを解消するためにクラウドコンピューティングサービスについて代表例を用いながらわかりやすくまとめました。
クラウドコンピューティングのサービスを覚えながら、導入する際のメリットを理解していきましょう!

本記事はこんな人におすすめ
  • クラウドコンピューティングとは何かについて知りたい
  • クラウドコンピューティングのサービスの代表例はなにがあるかを知りたい
  • 初心者でも導入できるようにわかりやすくメリットを教えてほしい

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クラウドコンピューティングとは

クラウドコンピューティングとは、インターネットを通して様々なITリソースを必要な時に柔軟に利用することができるサービスです。
主にクラウドコンピューティングは「クラウド」と呼ばれることが多く、場合によってはクラウドサービスとも呼ばれますがすべて同じ意味をもっています。
オンデマンド(必要な時に必要な分だけ)で利用できるため、需要に応じたITリソースにアクセスすることができ、コスト削減にもつながります。
従来では、必要な分を予想して社内にコンピューティングを設置すること(オンプレミス)が一般的でした。
この場合、使わないリソースが発生した場合にコストの無駄になってしまいます。
また、メンテナンス作業や多額の初期投資なども発生してしまい設置して使えるようになるまで時間がかかってしまいます。
クラウドコンピューティングはそのようなデメリットをほとんどすべて解消してしまうサービスです。
自分たちでやる必要のない設定はクラウドコンピューティングを提供している企業がやってくれて、自分たちで柔軟に構築したいところだけできるようになります。
これにより、人的リソースや多額の資金面を解消できるため、余ったリソースを自社の必要な業務に割り当てることができます。
クラウドコンピューティングを導入することで自社内の生産性が上がり、他のライバル企業との競争において優位に立つことができるでしょう。

クラウドコンピューティングを使うメリット

この章ではクラウドコンピューティングを導入することによって得られる3つのメリットについて解説します。

  • コスト最適化
  • 自由なキャパシティ調整
  • 導入速度の向上

コスト最適化

クラウドコンピューティングのサービスを導入することにより、コストを限りなく最適化することができます。
従来のオンプレミスによるコンピューティングは、変動費はランニングコストだけですが導入に多額の初期投資を必要とします。
資金だけではなく、人的リソースやメンテナンス作業による工数もとられるため運用に大きなリスクを伴います。
それに比べて、クラウドコンピューティングは必要な時に必要な分だけ使う、変動コストを抑えた運用が可能です。
もし、クラウドコンピューティングを導入したサービスが終了した場合も、運用を停止すれば追加費用はかからないためリスクを最小限にまで抑えることができます。

自由なキャパシティ調整

ユーザーのアクセスが急な増減をした場合においても必要に応じてキャパシティを調整できる点も魅力です。
従来のオンプレミスのように必要となるキャパシティを予想して導入してしまうと、アクセスが突然減ったときに無駄なリソースが発生して高額なコストが無駄になってしまいます。
反対に、急激にアクセスが増加し、予想したキャパシティよりも大幅に超えてしまったらサーバーダウンになってしまい、サービスが停止になってしまう危険性もあります。
クラウドコンピューティングならスケールアップ・スケールダウン・スケールアウト・スケールインを必要に応じて行うことができるため、このような危険性を排除することができるようになっています。

導入速度の向上

クラウドコンピューティングは迅速な導入を可能にしています。
ITリソースが追加で必要になったときに設定をするだけで最短数分で導入ができるという魅力をもっています。
従来のオンプレミスでは、追加の導入が発生した場合に何週間もかかることが一般的でした。
この待っている時間のうちに他の企業が同様のサービスを展開してしまうということがよくあります。
クラウドコンピューティングなら、追加導入が決まった際にすぐに実装できるので他社に機会創出を奪われるという危険性も最小減に抑えられます。

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代表的なクラウドコンピューティングの種類

この章ではクラウドコンピューティングの種類を3つ紹介します。
すべてのクラウドコンピューティングサービスはこの3つのどれかに当てはまります。

IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaS (Infrastructure as a Service) はインフラのほとんどを提供しているサービスです。
仮想マシン・ネットワーク・ストレージなど様々な領域のものを提供しています。
IaaS は、インフラを構築するうえで柔軟に開発者が設定できる点が魅力といえます。
サービス提供側の管理体制もととのっており、トラブルが起きた際に問い合わせることも可能です。
自身が構築したいサービスを最も柔軟に決めることができるクラウドコンピューティングとなっています。

Paas(Platform as a Service)

Paas(Platform as a Service)は、基本的なインフラをサービス提供者側が管理しているプラットフォームサービスです。
ハードウェアやネットワーク、オペレーティングシステムなどを開発者が設定する必要がなく、自身のアプリケーション開発に集中することができます。
メンテナンス作業などの無駄な工数を削減することができるため、導入すると業務スピードが飛躍的に向上します。

SaaS(Software as a Service)

SaaS(Software as a Service)は、企業が完成したソフトウェアを提供しているサービスとなっています。
これを導入するとインフラの構築、メンテナンス作業、アプリケーション開発をする必要がなく、やることは提供されたソフトウェアの使い方を学ぶだけになります。
みなさんが使っているMicrosoft製品(WordやExcelなど)やWeb会議でよく使用されるZoomもこれにあたります。
導入したらすぐにサービスを使うことができるため、余計なことを考える必要がなくなります。

クラウドコンピューティングサービスの代表例

この章ではクラウドコンピューティングサービスの代表例3つを紹介します。
下記のものは一般的に「世界3大クラウドサービス」と呼ばれてます。

  • AWS(Amazon Web Services)
  • GCP(Google Cloud Platform) 
  • Azure(Microsoft Azure)

AWS(Amazon Web Services)

AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが運営しているクラウドコンピューティングサービスです。
世界3大クラウドサービスの中でNo.1のシェアをほこっています。
導入している企業も多く、クラウドコンピューティングを使ってみたい人はまずはこのサービスを使えば間違いないでしょう。
UI(ユーザーインターフェース)にも優れており、初心者でもわかりやすくサービスが記載されています。

GCP(Google Cloud Platform) 

GCP(Google Cloud Platform)は、Googleが運営しているクラウドコンピューティングサービスです。
基盤となるインフラ構築が可能で、だれでも使用することができます。
Google MapなどのGoogleの製品と関連づけられているため、GoogleのAPIを使って開発を行いたいときに便利です。
今なら初回クレジット$300がもらえるので、ほとんどの機能を試しに使ってみることができます。

Azure(Microsoft Azure)

Azure(Microsoft Azure)は、Microsoftが運営しているクラウドコンピューティングサービスです。
AWSやGCPなどと同じく、基盤構築を簡単に行うことができます。
WindowsなどのMicrosoft製品などと関連性が強く、Microsoft製品を使用して開発を進めたい人には強いメリットがあるサービスです。

まとめ

今回はクラウドコンピューティングサービスについて代表例を用いながらまとめました。
クラウドコンピューティングは導入することによって、コスト最適化などの多数のメリットをもっています。
ぜひあなたも導入してみて実際に数々のメリットを体験してみてください。